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怪しまれないように時間をずらしたみたいです。

閑静な夜の住宅街…事件は幕を開ける。通りがかる人は少なく、時折車がスピードを出して脇を走り抜けていく。法定速度? ナニソレオイシイノ? といわんばかりの暴走ぶりで、とにかく危険だ。僕は足早にコンビニからの帰り道、家への道を急ぐ。

「うおわ!?」

至近距離を推定時速50km(適当)ぐらいで車が抜けていく。内心冷や汗ものだが、子供の通学路にもなっているこの道、いい加減拡張工事をすべきだと思う。おお。珍しく社会貢献的発言したんじゃね?

と自己満足に浸りつつも、コンビニ袋の中の肉まんが冷めてしまわないか気になってしょうがない。あのにっくきオッサン店員、アイスの午後ティーと肉まんを躊躇せずに一緒に入れた。どう考えたってさめるだろ。せめて一言聞けよ。僕はちゃんと聞くぞ「あたたかいもの別にいたしましょうか?」

とまあ、そんなコンビニ事情はいいんですよ。問題はその後。だって結果的に食べれなかったんですもん。肉まんも午後ティーも!

それは家の前の細い路地を通っていたときのこと。「もう一回!」と、振り付けを交えつつ笑顔を咲かせながら歩いていた僕に、突然の不幸が襲いました。

ガッ。ばきっ。

一瞬にして掻き消えるコンビニ袋と脇をすり抜ける車の陰。呆然と立ち尽くす僕と無残にも大破したペットボトル。そして、べちゃ、っていう効果音がこれほどまでにも似合うものかと感動すら覚えた愛しき肉まん。おまけだといわんばかりに襲ってくる右手の痛み。

ア・ホ・かッ!

もう1フレーズ後だったら間違いなく轢かれてたに違いない。右手も見たところ骨折なんかはしてないみたいだけど、確実に打撲レベルだ。学生にとって命ともいえる右手に傷を負わすとは…! この罪は万死に値する! 大体黒のワンボックスでこの暗闇の中、ヘッドライトもつけずに走ってくるなんて。あれか。強襲揚陸車でも気取ってんのか。このサバゲーマニアが!

これでも法学部ですからね。今の行為がどういう罰を受けるとか、どれくらい賠償金が取れるとかわかるわけですよ。こういう実生活に使える分野での法律問題には強い強い。普段はお前学校に何しに来てるんだといわれんばかりに部室で暇つぶしにいそしむ僕ですが、これでも単位を落としたことはない猛者です。そのせいか、最近まじめな友達から白い目で見られるようになった。ちょっと反省。

ぜってー訴えてやる。と、今ならジャンプの主人公になれそうな熱い感情を抱きながら帰宅。したら誰もいませんでした…ちょっと心にきました…人間案外弱いものです…。

本気で涙でそうになりながら右手を手当てしていると、玄関が開き、親父殿が帰ってきました。普段はちょっとついていけない思考回路をショートさせ、信じられない行動を起こす人ですが、このときばかりは後光がさして見えました。それこそ天の救いのように……。

「さっき家の前で人轢きそうになっちゃったw」



……おまえかよ。
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