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こんそめ! combination somebody レビュー


一月の積みゲ消費量が半端ない件。比例してダメ人間度があがってるのは自明の理。元より進むは修羅の道。戻ることはできず、目に見えるものは何もない。待ち受けているものは暗闇で、そこに希望を見出すことはできず、この道に果てがあるかさえも知れない。それでも、足を踏み外すまで進む。踏み外した先で、新たなる道を見つける。

谷底にだって、歩ける道は存在するのだから。

のっけから変なテンションなのは名作の証。では行ってみましょう。
■全般的に

豊さん的総合評価はA。異論は認めません。珍しい。

アウトローにあこがれる主人公と、一癖も二癖もある仲間たちの学園モノ。限りなくファミコンテイスト。

ゲーム中にもこれ確実にどこかから怒られるだろというレベルでファミコンテイストを盛り込んできます。こういう安っぽい演出がキライな人は苦痛に感じるかもしれません。OP見てあ、これはしんどそうだと思った人はスルー推奨です。

笑えるゲームですが、パロネタは普通。多くもなく少なくもなく。ただ、遠まわしに表現するタイプのパロネタはなかったように思います。それよりも、キャラの濃さを前面に出して笑いを取っていくタイプ。

恒例の魂の叫びは。

みそかあああああああああああ! 俺だぁあああああああああああ! 結婚してくれぇええええええええええええええ!

道を踏み外した魂の叫び。以下詳しく。


■設定・世界観に関して

基本的には現代学園モノですが、一部トンデモ設定が。まあ、魔法とかそういうものではなく、どちらかというと厨ニ設定。具体的に挙げると、『俺の中の何かが暴れてやがる…!』とか、『またつまらぬ物を斬ってしまった』とか、ちょっとずれてる系。だがそれがいい。

まあ、ゲームなんてそんなもんだよねと一言で納得できるレベル。

シルバーバレットは前作までをほとんどやってないのでスターシステムに関してはノーコメント。ですが、多分あるんじゃないかなーと。いや、あくまで感じですよ? 感じ。


■攻略について

選択肢自体は難しくはない…と思います。個別ルートに入る前には、そのキャラのオリジナルアイキャッチが入るので、ルート突入時は一発で分かります。

ただし、選択肢画面でバックログが読めないため、話の内容を覚えていないと、行き詰まります。選択肢に戻る機能もないしね。

オススメ攻略順は…特にありません。


■シナリオについて

丁寧。心情描写が細かい。

前半共通部分はそこまででもなかったというか、むしろ地の文が足りないくらいに感じたものの、個別に入ってからの主人公の心情描写が細かい。軽くFate臭がするレベル。メズママズマ様がそう言っておられました。

総プレイ時間は多分13時間前後。共通がそれなりにあります。個別はキャラによって長さに幅があり、スィエルートが一番長かったんじゃないかなと思います。

で、物語の展開なのですが、これが外見に反してなかなか上手い。ここら辺がB級の皮を被ったA級たる所以なのですが、伏線というか種明かしというか、そういった描写が王道的。物語の展開自体もなかなか一波乱二波乱折り重なってくるので、退屈はしないと思います。

その分、状況整理するのが難しく、設定の全貌を知るには全てのルートをクリアする必要があります。あれ、これこのルートでの設定だっけという疑問符がそこかしこで沸きます。酩酊状態、睡眠不足状態でのプレイは推奨できません。なによりもったいない。間違ってもエロゲマラソンに組み込まないでください。一作目なら可。

後、これは多分ライターによると思うのですが、あれ、ここで終わり? 的なエンドがあることに注意。フォロー一切無しの俺たちの戦いはまだまだ続く的な十週打ち切りエンドがあります。…まさかこれすらもネタだというのか?

後、アイキャッチの使い方が秀逸すぎます。このゲーム、アイキャッチを採用しているんですけど、

悪者登場→論争開始→アイキャッチ→「くそう、おぼえてろよ!」→どんなもんだ

という、見所をアイキャッチではさんで消し去るという、まさかの手法。その後の主人公の「え何今何がどうなったの」的なやり取りも笑える。


■キャラについて

濃い。とにかく濃い。だがそれがいい。

盲目的献身幼馴染、小悪魔系炉利、無口電波殺人鬼妹、毒舌男嫌女王様、快活走屋娘と、なにやら中華的ラインナップでお送りしております。別に本編には中華的要素はありませんが。

キャラ別に…といっても結構どのキャラも好きなんですよね。

吉佳>スィエ>>>>紺乃>燐>竜子

ってところでしょうか。上位二名と下位三名の差はつけ難いですねぇ…総じて高いところにいるのは間違いないのですが。紺乃があの位置にいるのは、ひとえにシナリオのせいです。もう少し見せ場があれば…!

例によってサブキャラですが…うん、まあ、下で言おうか。


■システムについて

スキップが恐ろしく早いです。びっくりするレベルで。たぶんスピード的にはほかのゲームと大差ないのでしょうが、難しい言い回しや、深い意味の台詞が多く、体感でかかった時間が長いのでそう感じるのでしょうが。

あと、前述したとおり、選択肢でバックログが読めません。選択肢ジャンプも。

個人的希望としては、せっかくファミコンステータス設定があるんだから、メニューから詳細を確認できたら面白かったのですが。OPで出るステータスをガン見するのはデフォ。装備『てんねんジゴロ』て。


■総評

このゲームはね、B級の皮を被ったA級ですよ。

いろいろ評価するべき点、酷評するべき点はあるのですが、安っぽい作りに反して実に手が込んでいます。

上で絵の事に触れませんでしたが、完成度は高いです。一枚絵は特筆するほど多くないものの、立ち絵も丁寧。久しぶりにサブキャラ含め違和感が少なかったゲームです。

後音楽。挿入歌もさることながら、BGMもいい。久しぶりにオマケの音楽鑑賞モードというものをクリックしました。疾走感のある曲が特にいいですね。今度原稿のお供に使おうと思います。

ですがやはり一番特筆するべきは、その台詞回しと心情描写だと思います。長いことこの世界に身を置いてますと、大体作品の傾向というのが肌で感じられるのですが、このゲームは化けた。最初のうちは「あ、これ結構好きなバカゲーじゃん」と思ったのですが、終わってみれば不思議。名言続出の濃いゲームでした。哲学とか、人の生き様とか、そういったクサイ台詞がなんだかんだ言っても好きなんでしょうね。

ちなみに一番心に残った名言は

「もちろん、小さいものとか薄いものが持つ深遠な魅力にも目覚めてしまった僕には、全く死角などない」

まったく持ってその通り。世の中の真理だ。

後、声優陣が豪華なのも挙げられますね。違和感なくしっかり演じきっていただけたとおもいます。

というわけで、豊さんがコアな層にオススメする「こんそめ! conbination somebody」でした。というか、ここ見てるだけでコアなんだから、問答無用でやるべき。



以下ネタバレが多少ある所感。

とりあえず、みそかを妹にしたいので、カリオストロをツブしたいとおもいます。やれ竜子。

というか反則。あのゴスロリ反則。普段着ゴスロリで、まさかのライダースーツ着用とかありえない。ライン出すぎだろ意外に胸あるし。

豊さん狙い撃ちですよ。どのレベルで狙い打ちかって言うと、たぶんシルバーバレットの社員が豊さんのPCにハッキングかけて豊さんの秘蔵画像&動画集を見たに違いないレベルでどストレート。戦慄が走ったわ。ヤツは本気だ。そして豊さんも本気です。

あと、サブで言えば琥珀姐さんもですね。あれもいいキャラしてる。ほとんど出番がないのが残念でならない…!

サブはそんなとこですかね。あとは食指が動かない。

さてメインの話ですが、いや、メズママズマ様…じゃない吉佳様最高。惚れました先生。

未だかつてここまで毒舌でここまで辛辣でここまで善人なヒロインがいたでしょうかというレベル。筋金入り。

数々の哲学めいた名言を発した人もこの人。うん。いいわー。あ、別に豊さんMとかそういうんじゃないから。

立ち絵のね、吉佳さんのムッツリした顔で照れてる絵。あれの破壊力がやばい。みそかのライダースーツ並みにやばい。

シナリオで一番やばかったのはスィエですね。というかひいきされすぎ。メインヒロインかと思うほどのひいきっぷり。一番冷遇されていた紺乃ルートとの温度差がひどい。やっぱり盲目的なちょっと黒い幼馴染は嫉妬がステータスなのでしょうか。

て言うかあれだね。青山さんに小悪魔ロリやらせたらダメだね。その度に重症患者が発症するよ。ま、元々発症してる人とかはいいんだけど。豊さんとか。

このゲームのいいところは、最後まで他のヒロインが物語にガッツリからんで来るところですよね。欲を言えば紺乃の黒いところがもっと見たかった気もしますが。まあ仕方ない。

逆にちょっと?だったのは、最初のうちこそ生かされていた設定、主人公のもう一人の自分設定が、ぶっちゃけ個別になってからは空気だったところですね。あれー? もうちょっとなんかあると思ったんですが。いじりやすい題材だけにちょっと残念。

後、やはりヒロインのルートによっては差がある。紺乃ルートはびっくりする終わり方。めでたし…といえばめでたしなんでしょうが。別に「またやってくるから」的な空気出さなくてもいいんじゃね? と思いました。スィエルートの次だったから尚更。

でもまあ、総合的にはやっぱり隠れた名作だと思います。なんだかんだで厨ニ設定好きですもんねみんな。ファミコン世代ですしね。

そんわけで、やりなさい。後悔させないから。
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