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ポジティブに2日分でよかったと考えよう。

「ぽしゃった」


そう書かれたメールが一通。火曜日の朝、見事なまでの夏晴れの空の下、僕はそのメールで目を覚ました。

しばらくそのメールを眺めてみる。

だがその五文字の言葉は、それ以上もそれ以下も語ろうとはしなかった。

7月の終わり、梅雨も明けようかというこの季節。セミの鳴き声と時たま思い出したように吹く風が、僕の夏の始まりを告げていた。


掛け布団を力なくどけると、つけっ放しにしていた扇風機を止める。タイマーの設定を忘れてたようだ。寝不足と相まって、少し頭が重い。

冷蔵庫を開け、冷やしてあった麦茶のボトルを直接口をつけて飲む。少し寝汗をかいた野暮ったい体に、ちょうどよい冷たさが沁み渡る。冷蔵庫から流れる冷気も心地よかった。

冷たいとはお世辞にも言えない水道水。ためらいもなく顔を洗うとやっとスッキリした。テレビをつけてトーストを焼く。評論家が頭に青筋を浮かべながら何かを叫んでいる。

インスタントコーヒーの粉を3杯。ちょっと入れすぎかなと思ったが、まあいいかと思いそのままお湯を注ぐ。案の定濃すぎて油がにじみ出ていた。かまわずに口をつける。苦い。

冷蔵庫からジャムとミルクを取り出す。トースターは最近調子が悪いのか、油断すると黒焦げになってとても食べれなくなってしまう。そろそろいいかと思い、タイマーを0の位置まで力ずくでもって来る。チン、と軽い音がした。

右手にジャムとミルクを持ち、口にパンをくわえながらテーブルにつく。そこまでやって、観念したようにケータイを開く。

「ぽしゃった」


…。

な に を や ら か し た ? !


僕の朝の優雅な時間を返せ! 豊です。

とまあ、さすがにほっとく訳にいかないので、急いで事務所に行きましたよ。


「室長! 何ですか一体! 何が起こったんすか!」

「おう、おはよう。なんだも何も、文面どおりだが?」

「こんな主語も述語も装飾語も何もないくせに、やけに”やっちゃった感”バリバリな文面を僕は何があっても認めません!」

「認めないっつっても、HDがぶっ飛んだもんはしょうがねぇだろ」

「……」

「どした」

「……いま、なんと?」

「だから。ぶっ飛んだんだよ。HD。原因不明」

「じゃあ、何ですか? 今月はいってからこっち、組み上げて来たもんは全部パーですか?」

「全部ってわけじゃねぇ。幸い、完成してた分はバックアップがあるからな。だがまあ、バグとりやら何やらはやり直しかな。マニュアルやヘルプデスクの設定も消えちまってる。時間的には大体2日分の遅れだ。全く。納品日までに余裕があって助かったぜ」

ぐちぐちいいながらデスクに戻った室長は、目の下に隈ができていた。室長が悪いんじゃない。運が悪かったんだ、そう自分に言い聞かせようとするけど、このやるせない思いは隠せない。

「うわぁ。どうしよどうしよ?!」

見るとU君がおろおろしています。しょうがな

「はいってたエロゲ全部消えちゃってんじゃんか! どうしよう!」

たのむ。お前しゃべるな。


殴りたくなるから。また明日。


PS.コミケには影響ないと思われます。…多分。…きっと。信じるものは救われる。

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コメント

で、パンを食べながら家を出て、美少女とぶつかるイベントにはならなかったのですか?(ダマレ

>たのむ。お前しゃべるな。
とりあえず豊さんのところはいろんな意味で素敵な方ばかりだということはわかりました(ぁ

HD吹き飛んだんですか。。。
まぁ、中にある物は大事ですよね、大事(ぉ

自分は消えたら。。。
発狂しちゃいますね(ぇ

同じくPCが迷走中のケロでつ。
もうなんていうか…

ガンバレとしか言いようがないわな orz

HDの心配よりエロゲなんですね(笑
バックアップは大切にw

基本的には僕の仕事に関係ないところでの事故だったんですが、やっぱそっちのけで振舞うのは無理ですよね~。多少なりとも影響があるわけですし。

ちなみにU君は室長に殴られた後、しょんぼりしながら「すてすて」の体験版をやってました。

僕もはたいときましたb

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